兼業がある場合の注意点(財務諸表)

兼業がある場合の注意点(財務諸表)

建設業と他に兼業がある場合、建設業許可申請書または決算報告書に付ける財務諸表の作成に注意が必要です。

財務諸表は、税務署に申告している確定申告書の数字をそのまま転記することができません。

1、兼業がない場合の財務諸表

建設業のみを営んでいても、建設業に係わる支出部分と事務員の人件費等の支出部分を分けて作成しなければいけません。

建設業に係わる損益を分かるように作らなければいけない書類となっています。

 

2、兼業がある場合の財務諸表

財務諸表を作成する時は、建設業に係わる数字、兼業に係る数字、事務員等に係る数字を分ける必要がございます。

売上高、売上原価、販売管理費(各項目ごと)などを分けて、財務諸表を作成します。

 

数字を分けて作成するため、作成後、数字のチェックで再計算をすると、まず、どこかで数字を間違えやすく、間違えた数字を探すのに、かなり時間を要してしまいます。

 

この兼業ありの財務諸表を作成する場合は、決算書の数字を表計算ソフトに入力し、それから建設業、兼業事務員等の数字を各項目別に分けて入力するという作業をすれば、縦計算、横計算を確認しながら、数字を分けられますので、数字のミスが極力少なく作成できます。

 

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